ごみ箱か回収箱か

このブログでは,
いわゆるごみ箱も,特定の資源を集めるための回収箱も
まとめてごみ箱として取り扱っている。

けれども資源を適切にリサイクルするためには,
同じ材質の物だけを,できるだけきれいな状態で集めることが大切なので,
資源回収箱にごみが入れられると困る,というのは当然のこと。
回収箱にごみを入れないで,というのは切実な問題だ。

「分ければ資源,混ぜればごみ」という言葉も有名だが,
ごみ発生量やリサイクル量,リサイクル率などを考えるときも
両者をどう取り扱うかでデータ(統計値)も変わってくる。

混ぜて出すとごみで,そこから取り出してリサイクルすると,リサイクル量もリサイクル率も上がる。
最初から分けて出すと,ごみ量が減って,(リサイクル量は変わらくても)リサイクル率は下がる。

また,ごみとして出されずに,直接リサイクルルートに乗ると,データが把握できずに,
社会全体でのリサイクル量,リサイクル率が分からない,と言うようなことも起こる。

実は多くの自治体で,ごみの減量計画を立てて,リサイクル率の目標を設定したりしているが,
先に述べたようなデータ取扱上の問題で,
リサイクルの目標を下回ったように見えたり,実態が見えなくなったりしている。

数値目標を設定するのは,とても大切で有意義なのだけれども,
表に出てくる数字だけを見ていると,よく分からないこともあるから,要注意です。

カプセルトイ
京都のとある商店街で見掛けた,ガチャガチャ(カプセルトイ)の自販機。

この手のカプセルは汚れるものでもなく,うまく回収すれば,
次のおもちゃを入れて使う(リユース)ことも出来そうだし,
少なくとも同じ材質のカプセルを集められるので,リサイクルも容易に出来そう。

カプセルトイの回収箱1

カプセルトイの回収箱2

カプセルトイの回収箱3
ということで,集めていますね。確かにごみを入れられていたら,怒りが湧きそう……。

キャラクターの願いが届くと良いのですが,お店の人に,実態を聞いてみたいものです。









ごみが好き

 気がついてみれば新学期で,
この時期は都市学科の新入生や,
他学部の1回生向けの少人数ゼミの受講生を相手に
自己紹介をする機会がある。

そんなときに,
「趣味はごみ箱の写真を撮ることです」 とか,
「つまるところ,ごみが好きなんです」
などというと,よく笑われるのだけれども……。

先日,とある会議が開かれた建物がセキュリィティが高く,
建物の入口脇にある受付で受け取ったカードで,
会議室へのゲートを通過するような仕組みだった。

でカードを受け取ったら,カード番号が53番。
番号53のカード
全体を写すと差し障りがあるかもしれないので,番号の所だけ。

これが53(ごみ)と読めて,会議の間ずっと気分が良いのだから
やはり自分は,ごみが好きだと言うほかない,と思う。

自己紹介の最後は,いつも
「授業を通して,少しでもごみへの興味が増してくれればいいなと
思っています。半年お付き合いください」
と締めているが,ごみへの興味関心が高まるだけでなく,
ごみ好きが少しでも増えると良いなと思っている。

プロフィール

水谷聡

Author:水谷聡
@大阪市立大学 工学部 都市学科

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