大阪市立大学の環境報告書
このブログを読んでくれているような方は,よくご存じだと思うけれども,
「環境報告書」というものがある。
企業や事業所などが,自分の活動に由来する環境負荷や,
環境問題への取り組み方・姿勢を社会に向けて公表する報告書で,
最近はほとんどの企業が作成している。
ホームページを作っている企業なら,ページ内を探してみれば,
だいたい見つけることができると思う。
実は最近は環境報告書というのは,やや時代遅れの感もあって,
環境のことだけではなくて,
企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility:CSR)全般をまとめたCSRレポートとか,
SDGsレポートとか,サステナビリティ・レポートなどという名前で
幅広い内容を取り扱っている報告書も多い。
そういう報告書の中では,環境報告書に該当する,環境負荷の一覧や環境憲章なども,
それらの一部になっているという位置付けになっている。
一方,国や地方自治体などでは,環境報告書とは言わずに,
環境白書という形で同じように公表されている。
ただし,自治体の環境問題の現状や政策が主に書かれていて,
環境省(霞ヶ関)や大阪市役所の環境負荷,みたいなものはあまり書かれていない気がする。
では,教育機関である大学は,どうなっているかというと,多くの国立大学の場合は,
法律によって,環境報告書を作成することが義務づけられている。
環境情報の提供の促進等による特定事業者等の環境に配慮した事業活動の促進に関する法律(長い!),
通称,環境配慮促進法(これでも長いし堅い)と言われる法律で,
ここを見ると,環境報告書の作成が義務づけられている大学(正確には国立大学法人)が
リストアップされている。
そして,こちらのページには,各大学の環境報告書へのリンクがまとめられている。
必ずしも全ての国立大学が義務づけられているわけではないけれども,その基準は私は知らない。
もちろん,義務づけられていなくても環境報告書を作っている大学はたくさんあって,
例えば,京都工芸繊維大学などは,昔から,かなり立派な環境報告書を作っている。
さて,前振りが長くなったけれど,わが大阪市立大学である。
実は,恥ずかしながら,3年前までは全く作っていなかった。
法人統合している大阪府立大学は立派な環境報告書を作っていて,
残念ながら,この点では完全に遅れを取っていた。
それで,私が所属している工学部都市学科の学生たちに声を掛け,
学生有志で環境報告書を作りませんか,と呼びかけたところ,
やる気のある学生さん達が集まってくれて,学生を主体とした
「大阪市立大学 環境報告書作成プロジェクト」が立ち上がった。
そして,学生目線で記事を考えて読みやすい環境報告書を作ってくれている。
もちろん,環境負荷のデータなどでは事務の方が協力してくれているし,
学長先生も,発行経費の点などで,全面的に支援してくれている。
大学の環境報告書なので,ある意味,当然とも言えるけれども,
おかげで学生達も,自由に報告書を作れる環境ができている。
今日のブログは,その2020年度版が,先日できあがりました,という報告です。
大学のHPにも載っているので,良ければご覧ください。
・完成報告の様子
・2020年度の環境報告書
・バックナンバー
しかし最近,ごみ箱を題材に記事を書いていないので,次はごみ箱ネタで書きたいものです……。
「環境報告書」というものがある。
企業や事業所などが,自分の活動に由来する環境負荷や,
環境問題への取り組み方・姿勢を社会に向けて公表する報告書で,
最近はほとんどの企業が作成している。
ホームページを作っている企業なら,ページ内を探してみれば,
だいたい見つけることができると思う。
実は最近は環境報告書というのは,やや時代遅れの感もあって,
環境のことだけではなくて,
企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility:CSR)全般をまとめたCSRレポートとか,
SDGsレポートとか,サステナビリティ・レポートなどという名前で
幅広い内容を取り扱っている報告書も多い。
そういう報告書の中では,環境報告書に該当する,環境負荷の一覧や環境憲章なども,
それらの一部になっているという位置付けになっている。
一方,国や地方自治体などでは,環境報告書とは言わずに,
環境白書という形で同じように公表されている。
ただし,自治体の環境問題の現状や政策が主に書かれていて,
環境省(霞ヶ関)や大阪市役所の環境負荷,みたいなものはあまり書かれていない気がする。
では,教育機関である大学は,どうなっているかというと,多くの国立大学の場合は,
法律によって,環境報告書を作成することが義務づけられている。
環境情報の提供の促進等による特定事業者等の環境に配慮した事業活動の促進に関する法律(長い!),
通称,環境配慮促進法(これでも長いし堅い)と言われる法律で,
ここを見ると,環境報告書の作成が義務づけられている大学(正確には国立大学法人)が
リストアップされている。
そして,こちらのページには,各大学の環境報告書へのリンクがまとめられている。
必ずしも全ての国立大学が義務づけられているわけではないけれども,その基準は私は知らない。
もちろん,義務づけられていなくても環境報告書を作っている大学はたくさんあって,
例えば,京都工芸繊維大学などは,昔から,かなり立派な環境報告書を作っている。
さて,前振りが長くなったけれど,わが大阪市立大学である。
実は,恥ずかしながら,3年前までは全く作っていなかった。
法人統合している大阪府立大学は立派な環境報告書を作っていて,
残念ながら,この点では完全に遅れを取っていた。
それで,私が所属している工学部都市学科の学生たちに声を掛け,
学生有志で環境報告書を作りませんか,と呼びかけたところ,
やる気のある学生さん達が集まってくれて,学生を主体とした
「大阪市立大学 環境報告書作成プロジェクト」が立ち上がった。
そして,学生目線で記事を考えて読みやすい環境報告書を作ってくれている。
もちろん,環境負荷のデータなどでは事務の方が協力してくれているし,
学長先生も,発行経費の点などで,全面的に支援してくれている。
大学の環境報告書なので,ある意味,当然とも言えるけれども,
おかげで学生達も,自由に報告書を作れる環境ができている。
今日のブログは,その2020年度版が,先日できあがりました,という報告です。
大学のHPにも載っているので,良ければご覧ください。
・完成報告の様子
・2020年度の環境報告書
・バックナンバー
しかし最近,ごみ箱を題材に記事を書いていないので,次はごみ箱ネタで書きたいものです……。