ヨーテボリ美術館の入場料
一月近く前のことで,だんだん記憶が薄れてきたが,ヨーテボリで驚いたことを。
最初の日は夕方8時前にホテルに着いて,夕食を取りに出掛けたのだが,これが何とも高い。空港の銀行で両替したレートだから,少し高くなっているとは言え,マクドナルドで「ハンバーガー+ポテト+ジュース」のセットを見ると,75クローナ(=ほぼ1000円)。さすが北欧の物価……と感心はするものの,とても買う気になれず,地元のパスタやさんで,夕食を取ったのだった。
さて,翌日。学会の受付は夕方からで,午前中は天気も悪かったので,ホテルでゆっくり朝食を取ってから,少し仕事。昼頃から晴れたので,ヨーテボリ美術館の見学に出掛けた。で,ここからが本題。
ヨーテボリ美術館。リンクはこちら。
美術館の前には,ポセイドンの泉があります。
河童顔。
これまた謎の生き物。人魚のようですが,足が2本あります。
この美術館,何ともすごかった。ピカソが4枚もあって,しかも「ピカソがあるよ~」などと宣伝をしていない。沢山の絵の中に,さりげなく,本当にさりげなく,ピカソが並んでいて,ビックリした。その他,ムンクも沢山あった。にもかかわらず,見物人は殆どいなくて,近くで好きなだけ見ていられる。日本では考えられない。
で,実はもう一つ驚いたのが,その入場料なのだが,40クローネ(=500円強)で,マクドナルドのセットの,およそ半額。ずいぶん安いなあ,さすがヨーロッパ,と感心していたら,受付の女性が「いつまでここにいるの?」と聞いてくる。「今週中はいるけど……。」と言うと,「それは良かった。このチケットは,今年の大晦日まで有効なのよ。何回でもどうぞ。」と言う。しかも,この美術館だけでなく,市内にある他の4つの美術館・博物館(歴史博物館,海洋博物館,自然史博物館,デザイン美術館)にも入れると言う。
何ともはや……,この辺りが,ヨーロッパのすごいところですね。せっかくなので,5時までに,デザイン美術館と海洋博物館も見に行きました。
美術館前のごみ箱。
描かれている模様は,市の紋章だと思います。
あちこちのごみ箱で見掛けました。