飛行機内のごみ箱

 外国出張は日常を一瞬忘れることが出来て楽しいのだが,移動に掛かる時間が長いのが,やや辛い。今回は大阪から直接ヨーロッパへ飛んだから,国内の移動がなくて,ましだったけれども,それでも大阪からヨーロッパまで,早くても10時間以上は掛かる。出張は,もちろんエコノミーだから狭いし,寝てばかりいると,最近はエコノミークラス症候群なども気になる。

 

 しかし私には,他の人にはない楽しみがある。 ごみ箱を見せてもらうことである。

 

 機内食の提供が終わってキャビンアテンダント(CA)が一息ついている時を見計らって,ごみ箱を見せて欲しいと相談を持ちかける。写真を撮りたい,というと,まず怪訝な顔をされるので,名刺を出して,「教育・研究に活用したいから,ぜひ……。」とお願いするのである。

 

 すぐその場で快諾してくれる場合もあれば,上司に相談に行ってからOKが出る場合もあるが,ヨーロッパ系,アメリカ系の飛行機の場合は,快諾してくれる場合が多い。日本人のCA相手ではダメだったが,憤慨しながら席に戻っていたら,CAのリーダーらしき人がわざわざやってきてくれて,丁寧に説明してくれたケースもあって感激した。そんな飛行機は,もう一度利用しようと言う気になる。

 

 一方,過去にアジア系のフライトでお願いしたときには断られてしまった。日本人のCAではなかったので言葉の問題もあったのかも知れないが,「汚いもので見せるものではありませんので……。」と言った説明で,何となく,発展途上国の臭いを感じてしまった。

 

 で,今回見せてもらったごみ箱がこちら。

 

今回は,ノータイムで快諾してもらいました。

 

左に見えるのは,キャビンアテンダントさんの手。

わざわざ開けて見せて下さいました。

理想的なCAさんでした。

 

中にはこのようにごみ箱が。

 

 

 

 

分別状況は,いまいち……。

缶だけはこの後取り出したかも知れません。

 

 

笑ったのはこのシール

「(中の)ごみ箱が入っているか確認すること。」

そりゃ,そうだ。忘れていたら大変です。

 

プロフィール

水谷聡

Author:水谷聡
@大阪市立大学 工学部 都市学科

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