おしゃれなトイレのマーク
今年のゼミ旅行の続き。
宿は温泉があることだけが条件で,選定は学生に任せている。学生のゼミ旅行なのだから民宿みたいな所で構わないと思っているのだが,学生はいつも,安くて料理が美味しい立派な宿を見つけてくる。今年は,蒲郡にある三谷温泉の平野屋さん。
これまた立派な宿。日頃は安いビジネスホテルで寝るばかりで,こんな立派な旅館には泊まったことがない。さぞかしいい値段だろうと思ったのだが,時期を少し外れていたためか,かなりお得だったらしい。
さて,ここではそれほど面白いごみ箱には出会わなかったのだが,トイレの男性用・女性用を示すマークが面白かった。しかもトイレによってマークが違うというのが珍しく,トイレを探すのが楽しみだった。
最初に気が付いたのがこちら。
大浴場の前にあったもの。
食堂の前にありました。
百人一首を思い出しました。
こんなものもありました。
雑な感じですが,何とも言えない風情がありました。
女性用も撮りたかったのですが,人が出入りしていて無理でした。
名古屋・リトルワールドのごみ箱
8月の終わりに毎年恒例の研究室のゼミ旅行に出掛けた。今年は,愛知県豊田市にあるPCB処理施設(JESCO豊田事業所)の見学がメインの1泊2日。先方の都合で見学が2日目の午前になったので初日は犬山市にある野外民族博物館「リトルワールド」へ。これは学生の選択。
私は愛知県出身で,近くにある野外博物館の「明治村」には何度も行ったことがあるのだが,リトルワールドに行くのは初めて。まさに世界のごみ箱が見られるのかと密かに楽しみにしていた。学生はあまり期待していなかったようなのだが……。
行ってみた感想は「少しくたびれているのが残念だが,面白い。」もう少しお金を掛ければずいぶん良くなるのではないかと思った。学生達からも「思った以上に面白くて,時間が足りなかった」と好評だった。遊園地・公園系の施設はどこも厳しいようだが,頑張って欲しいものだ。
では中で見掛けたごみ箱を。
公園内のあちこちで見掛けたごみ箱。
金属の味気ないごみ箱を,木で覆って雰囲気を出しています。
言われてみれば,どことなく,民俗学的な雰囲気?
前から見ても分かるように看板が付いています。
よく見ると木枠の形が少し違いますね。
ドイツ館に併設されたレストランのごみ箱。
ビール味のアイスクリームを食べました。
入り口付近にあった金属製のごみ箱。
無骨でデザイン的には冴えないように思いましたが,
右のものは,よく見るとモアイに似ていませんか?
不法投棄と放射能汚染と
福島の原発の事件以来,国内で放射性の廃棄物が増えている。ごみに関するあれこれを取り締まっている「廃棄物処理法(正式には,廃棄物の処理及び清掃に関する法律)」では,放射性の廃棄物は対象外になっている。
もともと日本では,放射性の廃棄物というのは,原子炉の運転などに伴って作業者が使った手袋など(作業状況にもよるだろうが,基本的にはほとんど放射能を帯びていない)と,原子炉から出てくる使用済みの核燃料(こちらはとんでもなく放射能が高い)しか想定されていなかった。
これらのどちらも普通の廃棄物とはちょっと別枠で取り扱うべきだということで,普通の廃棄物を扱う廃棄物処理法では扱わないことにしていたのである。
ところが,3月の事故以来,放射性物質が大気中にまき散らされたから,これまでの考え方を大きく変える必要が出てきた。あちこちのごみの焼却灰や下水汚泥から放射性物質が検出されているからだ。
ごみの焼却灰は,ごみを燃やしたときに残るもので,その体積は元々のごみの1/10~1/20ぐらいになっている。埋立量を減らす為には非常に有効なのだが,放射性元素や重金属などの有害物質は,(単純に考えれば)元の10~20倍の濃度になってしまう。焼却灰も下水汚泥も,世の中に広く薄まったものを集めて処理(体積を減らす)した結果として得られるものだから,濃度が高くなっているということはうまく処理できたことの裏返しでもあるのだが,厄介な廃棄物になってしまっているのは間違いない。
ごみの世界で,これからどのように放射性廃棄物を扱っていくのか,法律面,技術面,すべてで対応を求められているのである。
ところで表題のテーマ。
5月末頃の福島県・川内村。
現れている数値の単位はμSv/h。
5月末頃の福島県飯舘村。
現れている数値の単位はμSv/h。
如何にひどく汚染されているかが分かる。
廃棄物処理法では,不法投棄は禁止されているが,放射性物質は対象になっていないから,「廃棄物」の不法投棄とは言えない。処理できないと言う意味では,廃棄物以上に廃物なのだが……。奥に見える「不法投棄禁止!」の看板が皮肉だ。
この写真を撮ったのは私ではなく,福島県の川内村に住んでいる作家のたくきよしみつ氏。家は原発から25kmぐらいの所にあるが,いまでも生活しておられます。氏が,事故後の福島で展開されている悲喜劇をまとめた本『裸のフクシマ』が近々出版されるようです。アマゾンで先行予約受付中とのことなので,少しでも興味のある方は,ぜひご一読下さい。