5月30日 ごみゼロの日
今日は5月30日で”530=ごみゼロの日”だ.何処かにも以前書いたような気もするのだが,小学生の頃,530運動と言って,通学路のごみを拾いながら登校した記憶がある.けっこう頻度が高くて,5と3と0の日にやっていたような気もするのだが,きちんとは覚えていない.
せっかくの機会なので,530をネットで検索してみた.530運動を提唱して始めたのは,愛知県の豊橋市の団体だそうだ.1975年となっているから,僕が小学校に入る直前だ.僕は当時は豊田市民で同じ愛知県だから,豊橋の話に倣って,小学校で始めたのかも知れない.
本家?とも言える,530運動環境協議会のホームページはこちらにある.また豊橋北ロータリークラブのサイトにもいろいろと情報があって,530運動の経緯をまとめた,530年表なども用意されている.
面白いところでは,鉄道写真を撮るのが趣味の人たちのWebサイト,鉄道写真ドットコムの中に,530Clubと言うのがある.撮影地が汚いことを嘆いて「カメラバッグにはごみ袋を」という運動をされているクラブだそうで,しゃれたバナーも作られている.ただ,『530CLUB員』になるには,
・鉄道が好きで撮影地をきれいにしたい!と思っていること。
・ゴミを見つけたら拾うこと。
が条件だそうで,鉄道は嫌いではないが,そこまで好きと言うほどでもないので,メンバーになるのは見送っている.
ちょっと脱線すると,大阪市の北区の郵便番号は530-XXXXだそうで,ついつい引っ越してみたい気になる.まあそんなことで引っ越し先を決めるなどと言う変わり者は,ほとんどいないだろうが…….
530(ごみゼロ)というのは語呂が良いので,自分でごみ箱に関するWebサイトを作ろうと思った時,530.netとか,530.comといったドメインを探してみた.しかし,2007年にそんなことをしても空いているはずもない.調べてみたら,530.netは1997年に,530.comは1999年に,いずれも海外の人に取られているようだ.
海外の人にとって530がそれほど有り難いとも考えにくく(5月30日生まれの人とか?)あまり価値があるとも思えないが,3桁の数字のドメインはそれほど数があるわけでもないから(1000個だけ),早々に押さえられてしまったのだろう.ちなみに自分のサイトは,gomibako.netとかgomi.comとかも総て撮られていて,結局gomi1616.netになった.1616を「いろいろ」と読ませるということで,結局,語呂合わせである.
こういう語呂合わせは日本人は得意で,電話番号などでは4126(よい風呂→温泉宿)とか3387(みみはな→耳鼻科)とかでいろいろ使われている.ただ,自分のgomi1616.netを海外の研究者に紹介したときに,向こうの人には全くもって分かりにくいドメインで,インターネットなのに,インターナショナルでないことに気付かされて,ちょっとがっかりした.
それはそれとして,今日はせっかくの530記念日だからということで,530にちなんだ新しいメールアドレスを作ってみた.私に届くので,読者の皆様,宜しければ,メールで感想などお聞かせ下さい(笑).
今日の5時半の私のデスクトップ.暇人と言われそうですね…….
※メールアドレスの画像化は,「交差点の真ん中で」のキャットマークメールを利用させていただきました.
鮮やかなリサイクルマーク
ごみ箱にリサイクルのマークが付いているのはよく見掛けるが,フィラデルフィアの空港で見掛けたごみ箱のリサイクルマークは鮮やかだった.
何だか派手なごみ箱があるなぁと……
マークだけトリミングして無理やり拡大.
3色に塗り分けられたリサイクルマークです.
時間がなくて慌てていたのですが,いま思えば,
マークだけでももう少しアップで撮っておくべきでした.
3つの色は,何かごみの種類を表しているのでしょうか.
それにしてもこのごみ箱については,もう一つ悔やまれる事がある.記憶を掘り起こしてみると,空港の出口,タクシーの待合所にあったごみ箱だったように思うのだが,どうもはっきりしない.ごみ箱の上部を見ると,トレーを載せるようになっているようにも見えるし,マークの中央には”Food & Shops”とあるから,近くにファーストフードショップがあったのだろうか.
こんな事が気になるのは,実は,もう一つ大きな特徴があるから.右側のリサイクルマークが付いたごみ箱は,
「缶とビンと紙とプラスチックのごみ箱」
である.缶とビンを一緒に集めるものはよく見掛けるし,プラスチックまでは何となく分かる気もするが,紙も一緒に集めるというのは初めて見た.飲み物などで汚れてしまって紙の再利用は難しくなってしまうと思うのだが…….
リサイクルするものと,しないもの(その他)という事のようです.
蓋を開けて中を見なかったのが,かえすがえす残念です.
大阪市の水道水「ほんまや」が金賞
”ペットボトル入り水道水「ほんまや」が、欧州の品評会「モンドセレクション」のビール、水、ソフトドリンク部門で金賞に輝いた” らしい。
「ほんまや」は、大阪市水道局が売っているペットボトル入りの水道水である。水道局の「ほんまや」のページはこちら。平松市長も直々に宣伝をしている。調べてみたら、なんと楽天などでも購入できるらしい。全く知らなかったが。
大阪市大の教員でもあるし、廃棄物・浄水・下水などは自分の研究分野に近いから、「ほんまや」も何度も飲んだことがある。自分としてはそれほど美味しいと思ったことはなかったのだが、かなり厳しい審査基準があるようで、そこで金賞に選ばれたことは嬉しい。
20年ぐらい昔、大学の授業の一環で、大阪府の浄水場に見学にいったことがある。その頃は、大阪の水道水は滋賀・京都の下水を原水としているから、塩素消毒のためにカルキ臭くてまずい、というのが常識だった。ちょうどその見学会では「最近はオゾンを使って殺菌する『高度処理』を試みています。これをすると水も美味しくなります。」といった説明を受けて、その水を飲ませてもらったのだった。飲み比べたら全く味が違って、本当に美味しかったことを覚えている。今は高度処理水が当たり前になり今の学生さんにはカルキ臭い水など考えられないかもしれないが、今回、大阪の水が金賞をとったというのは、長いあいだ水道事業に関わってきた人たちにとっては、本当に嬉しいことだろう。
ところで”水を差す”わけではないが、高度処理はオゾンの酸化力を利用していて、オゾンを作るためにはかなりの電気を必要とする。関西電力は国内でも原発依存率が高く、使っている電気の半分ぐらいは原発で作っている。つまり、私たちは、原発のさまざまなリスクや作業者の被爆の上に立って美味しい水を飲んでいることになる。
福島や浜岡のあまりにお粗末な事故や、電力会社・政府のひどい情報隠しなどを見ていると、この国に原発を運転する資格が全くないことはよく分かるが、美味しい水を飲むためにも原発にお世話になっているというような現状を、私たちはもう少し丁寧に振り返ってみる必要があるように思う。
うちにも1本ありました。
これは、上海万博バージョンだったようです。
無地のキャップで充分と先日書いたばかりですが、
このデザインはなかなか洒落ていると思います。