衣類のリサイクル
先週の土曜日は,廃棄物資源循環学会・関西支部主催の市民と学生のためのセミナーに参加した(と言うか,私が実施責任者)。今回は「”衣”の循環」というタイトルで,衣類と繊維のリサイクルについての講演を2件。環境カウンセラーで工房「桜梅桃李」主宰の岩地加世さんと,京都工芸繊維大学のファイブロ部門教授の木村照夫先生にお話を伺った。
廃棄衣類の実態や,廃棄衣類からのものづくりなど豊富な内容で個人的にも非常に面白かった。アンケートでも楽しめたという意見が多く,企画者としてはホッとした。
なおセミナー時の配付資料がまだ少し残っており,500円でお分けできます。興味のある方は,へメールをください。(メールアドレスは,spam防止のため,画像になっています。こちらのサイトを利用させていただきました。感謝。)
古着というのは,ごみとして捨てるには勿体ないとの思いが働き,捨てるに捨てられずに多くの家で大量に眠っているものが多いと思う。また”リサイクルする”と言われると安心して手放すこともあると思うが,実は総てがうまくリサイクルされているわけではない。
故繊維業者によって回収・分別されてリサイクル出来る物はリサイクルされているが,出来ない物はごみとして処理・処分されている。最近は材質の複合された衣類が多く,再利用できないものが増えているとか。結果,リサイクルされるつもりで出した衣類も利用できずに焼却されてしまう。リサイクルのつもりでだしたものが,どこへ行ってどうなっているのか,きちんと追いかけてみることが大切だと思う。
故繊維業者のストックヤード。包みは総て古着類。
ここから手作業で材質ごとに分けられていく。
これは,故繊維業者が多い自治体のごみ焼却炉のピット。
一般的なピット(↓)の写真と比べるとずいぶんと繊維が多い。
センター試験と全国共通のごみ箱
先々週の3R・低炭素社会検定に続き,先週は大学入試センター試験の監督.センター試験は受ける人たちは緊張しているのだろうけれど,実は監督をしている私たちもかなり緊張しているし疲れる.
試験の最中に監督者が一箇所にずっと留まっていると,特定の受験者にプレッシャーを掛けることになるので,試験時間中はできるだけ,歩き回っていないといけない.なんとなく動物園のクマのような気分になる.
しかも足音は出来るだけ立てないように歩かないといけない.一番ひどいのは初日の夕方にあるリスニングの時で,この時は靴音などで問題がよく聞き取れないと困るので,リスニング試験に限っては,反対に,最初から場所を決めておいて,ほとんど動かないようにしないといけない.
リスニング試験の時に,機械のトラブルや,受験者同士のトラブル(貧乏揺すりがうるさいとか,独り言が多いとかのクレーム)があったら大変だ.生徒の元へ行ってクレームを聞くのだけれども,話をすると他の受験生の邪魔になる可能性があるので,筆談でクレームを聞き,筆談で返事を返すことになっている.スムーズに対応できるように,そのために監督側もわざわざ何度も練習や訓練をしているのだが,トラブルがあったら,他の受験生と同一条件にはなり得ないわけで,とにかく,そんな事態にならないように願うばかりだ.
幸い,私の担当した教室ではリスニング試験の際にも何事もなく終わってくれたのでよかった.同じ部屋を担当した先生と終わった後に話したが,最後の数分は,サッカーで1点リードしているロスタイムのような気分だった.恥ずかしい話だが,緊張しながら歩いたり,固まっていたりしたおかげで,翌日は全身がこわばって筋肉痛のような状態になっていた.
とは言え,大阪などは雪も降らずまだまだ恵まれている方だ.北国の監督の先生方の気苦労と緊張感は,相当のものだろう.もちろん受験生本人も大変なのだろうが.
公共交通機関が遅れたりすると,受験生のことを考えれば,試験時間を繰り下げたりせざるを得ないのだけれど,今は携帯電話やインターネットが発達しているから,下手をすると,とんでもない不正行為が起きる可能性がある.全国一斉に共通条件で試験をする,というのはだんだん難しくなるかもしれない.
ところで,全国共通と言えば,このオランダのごみ箱.全国共通の分別基準で,ごみ箱の色が決まっている.
黄色がガラス,青が紙.黒はそれ以外のごみ一般.
これ以外に植物系ごみを入れる緑色もあります.
オランダの共通ごみ箱や分別基準の話は,また改めて書くことにします.
3R検定と卯年の挨拶
今日は、3R・低炭素社会検定の検定日だった。私は大阪会場のお手伝い。
検定の紹介はこちら。まだ受けていない方は、来年の機会にぜひどうぞ。
受験された方・検定実行委員会の方々もお疲れさまでした。
さて、年が明けて最初の更新なので、遅ればせながら、ウサギにちなんだご挨拶にします。ウサギのごみ箱の写真を探したが出てこなかったので、デンマークとオランダで撮ったウサギの写真を。
デンマーク・コペンハーゲン動物園にて。
ウサギの耳を体験できるコーナーです。
かなり離れた向かい側に喋る場所があり、
離れていてもしっかり聞き取れた記憶があります。
こちらは昨春行ったオランダ・ユトレヒトの一角。
ミッフィーちゃんの作者のディック・ブルーナの故郷で、
世界にここにしかない歩行者用信号機です。
私のWebページの本店(ごみいろいろネット)の挨拶コーナーにも、
もう少し大きな写真を載せておきました。
今年もどうぞ宜しくお願いします。