油断大敵?

 間が空いていますが,東京観光の続きを。

 

 東京観光の初日は,江戸東京博物館へ。

 

 JRの両国駅を出ると,目の前に両国国技館があり,そのすぐ近くに江戸東京博物館があるのだが,その間に,東京都下水道局の両国ポンプ所という施設があった。

 

 低地に降った雨を川に排水するためにポンプアップする施設で,見学会の様子を紹介するニュースを,youtubeで見ることが出来る。→こちら。

 

 で,気に入ったのが,博物館に向かう通路に貼られていた看板。

 

前回は当て字の話でしたが,この手のだじゃれも日本人は得意ですね。

 

 油を下水道に流すのは良くない,というのはよく聞く話だけれども,長々と理屈っぽいお説教を聞くよりは,「油断快適」と一言で言ってもらえる方が,ずっと効果的かもしれない。思わずニヤリとさせられた。

 

 

 江戸東京博物館は,評判に違わず,なかなか面白かった。下水繋がりでこんな一枚を……。

 

肥桶を担いでみるという,体験コーナー。ちょっとへっぴり腰気味ですね。

 

 肥料の少なかった江戸時代には屎尿が肥料として売買されていたというのは,有名な話。江戸の循環型社会の象徴です。

 

 このおかげで,江戸の街はその当時の世界の大都市と違って,街中が非常にきれいだったようだ。パリなどでは,屎尿は建物の窓から道路に撒き散らしていたそうで……。

 

 

 

寒い季節

 久しぶりにすっかり体調を崩してしまった。木曜日は出張しなければならなかったのに、喉がとんでもなく痛む上に熱も38.5℃まで上がってしまって、当日の朝に急遽キャンセル。先方の先生にはずいぶん迷惑を掛けた。

 

 木曜日は1日寝ていたのだが、金曜日は授業があったので、這って出掛ける決意で大学へ。熱こそ下がってはいたが、喉の痛さは増すばかりで授業が本当に辛かった。マイクがあったので何とかなったものの、学生にも辛気くさい授業をしてしまったのではないかと思う。まあ、寝ている学生も結構いたが……。

 

 食欲は結構あるのだが、喉が痛くてモノを食べられないと言うのだからタチが悪い。ジュースを飲むのも一口一口こらえながら飲むような状態で、こんなに喉が痛くなったのは10年振りぐらいの気がする。

 

 体調を崩した原因は、日頃の不摂生というか無茶のしすぎというか、寝不足も大いにあるのだろうが、もう一つの大きなものが、通勤電車での冷房である。私は暑さよりも寒さが苦手で、他人よりも寒がりだから、常にジャケットを持ち歩いていて、冷房が入っているところではそれを着ているのだが、それでも電車の中や会議の場で冷房による寒さを感じることが多い。風邪はひかなくてもきつい冷房に晒された夜や翌日は頭痛を感じることが多くて困る。

 

 今年は「スーパークールビズ」や節電が声高に叫ばれているので少し期待していたのだが、少なくとも関西では、寒さを感じることが多い。弱冷車も少ない。

 

 軽装を認めるようになっているだけに、公共の場での冷房も弱めていかないと、夏に寒さを感じる人が多くなるというおかしな事になるのではないだろうか。猛暑日だという報道をちらほら聞く、この時期になっても、ユニクロのヒートテックを着ようかと、ときどき本気で考えるほどの今の冷房は、どう考えてもおかしい。

 

 

医療廃棄物、感染性廃棄物のごみ箱 兼 運搬容器。

病院に掛かると、こういう容器にお世話になります。

 

 

大阪市の水道水「ほんまや」が金賞

 ”ペットボトル入り水道水「ほんまや」が、欧州の品評会「モンドセレクション」のビール、水、ソフトドリンク部門で金賞に輝いた” らしい

 

 「ほんまや」は、大阪市水道局が売っているペットボトル入りの水道水である。水道局の「ほんまや」のページはこちら。平松市長も直々に宣伝をしている。調べてみたら、なんと楽天などでも購入できるらしい。全く知らなかったが。

 

 大阪市大の教員でもあるし、廃棄物・浄水・下水などは自分の研究分野に近いから、「ほんまや」も何度も飲んだことがある。自分としてはそれほど美味しいと思ったことはなかったのだが、かなり厳しい審査基準があるようで、そこで金賞に選ばれたことは嬉しい。

 

 20年ぐらい昔、大学の授業の一環で、大阪府の浄水場に見学にいったことがある。その頃は、大阪の水道水は滋賀・京都の下水を原水としているから、塩素消毒のためにカルキ臭くてまずい、というのが常識だった。ちょうどその見学会では「最近はオゾンを使って殺菌する『高度処理』を試みています。これをすると水も美味しくなります。」といった説明を受けて、その水を飲ませてもらったのだった。飲み比べたら全く味が違って、本当に美味しかったことを覚えている。今は高度処理水が当たり前になり今の学生さんにはカルキ臭い水など考えられないかもしれないが、今回、大阪の水が金賞をとったというのは、長いあいだ水道事業に関わってきた人たちにとっては、本当に嬉しいことだろう。

 

 ところで”水を差す”わけではないが、高度処理はオゾンの酸化力を利用していて、オゾンを作るためにはかなりの電気を必要とする。関西電力は国内でも原発依存率が高く、使っている電気の半分ぐらいは原発で作っている。つまり、私たちは、原発のさまざまなリスクや作業者の被爆の上に立って美味しい水を飲んでいることになる。

 

 福島や浜岡のあまりにお粗末な事故や、電力会社・政府のひどい情報隠しなどを見ていると、この国に原発を運転する資格が全くないことはよく分かるが、美味しい水を飲むためにも原発にお世話になっているというような現状を、私たちはもう少し丁寧に振り返ってみる必要があるように思う。

 

 

うちにも1本ありました。

 

 

 

これは、上海万博バージョンだったようです。

 

 

無地のキャップで充分と先日書いたばかりですが、

このデザインはなかなか洒落ていると思います。

 

 

 

プロフィール

水谷聡

Author:水谷聡
@大阪市立大学 工学部 都市学科

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